高村薫のマークスの山を読んで

読書
マークスの山

1993年発行、ハードカバーをを図書館で借りて読みました。

恐らく20年ぶりぐらいに読みました。

警察組織内の対立の様子など2022年現在からすると、にわかに信じらせません。

以下ネタバレ

後半、犯人の水沢にたどり着くあたりの迫力が凄い。

色々な伏線が結びつく感じが素晴らしかった。

でも結構色んな謎が残る。

犯人は明らかにお金に執着していないのになんで1億円も請求したのだろうか、なぜ1500万円手にしても不服だったのだろうか。

結構犯人が突発的に殺人を犯しているにも関わらず合田が奇跡的に水沢との接点を思い出して犯人=水沢になったが、こんなに雑に殺人をおかしてるのだからもっと目撃情報から犯人を追えなかったのかと思ってしまう。

犯人が盗んだ浅田の遺言書は脅しの効果としてあったのか?

弁護士、上場企業社長等を相手にするのに弱すぎではないか。

時代かもしれないが、精神障害=犯罪者に結び付けるのはちょっとどうかと思う。

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